Chablis Les Clos
レ・クロ グラン・クリュ

Grand Cru
Chablis Les Clos
レ・クロ グラン・クリュ

ぶどう品種 :

シャルドネ


位置:東のブランショ、西のヴァルミュールの間に位置するシャブリのぶどう畑で最も大きく、そして有名な畑。アルコール感のたっぷりとした豊満で力強いワインを産出します。
歴史&伝統: シャブリ揺籃の地で、修道士たちの努力で、中世から知名度の高かった畑です。畑の名前の「クロ」は区画を取り囲んでいた石垣と思われますが、数百年前には姿を消してしまいました。19世紀末に襲ったフィロキセラでシャブリは荒廃していましたが、ロベール・ドルーアンは1960年代にボーヌの生産者としてはいち早く畑を所有し、シャブリを復興させました。
土壌:「キンメリジャン」石灰は、ここが約1億万年前に大西洋の海底だったころの無数の小さな化石を含んだ白い石です。この石がシャブリ特有の味わいをワインにもたらしています。
所有畑:1.3ha
平均樹齢:37年

栽培

1990年からオーガニック栽培を、1999年にはビオディナミを始めました。
土壌育成:昔ながらの農法を実践しています。鋤き入れ、株を寒さから守るための秋に行う土寄せ、春には土寄せを戻し、株と株の機械が入りにくい箇所は手作業で行っています。
農薬散布:ハーブティ(煎じた植物)やボルドー液(硫黄と銅)、粉末にした岩石など有機栽培で認可された薬剤しか使用していません。私たちは自然界で自給自足できることを護ろうと心がけています。
密植度:8000~10000本/ha 
剪定:ダブル・ギュイヨ「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」
収量:以前のAOCベース量か、もしくは現AOC規定量から20%減。ドメーヌの平均は43.20hl/ha(AOC規定は54hl/ha)

醸造

収穫:手摘み
プレス:ぶどうにやさしくゆっくりと圧力をかけています。プレスの最後の果汁は使用していません。

熟成

タイプ:樽熟成で新樽率0%
期間:12ヶ月
樽材:フランスの老樹
乾燥:メゾンの完全管理下で3年乾かすことで、エレガントなワインに仕上がります。
ひと樽ごとに熟成の度合いを観察しています。

ひとつひとつの樽をテイスティングして、全工程の作業を決定しています。テイスティング結果は、科学的に分析した結果を補完します。メゾンの全てのワインがそうであるように、このワインもテロワールの個性とヴィンテージの特徴の表現を最も大事にしています。

ヴェロニク・ボス=ドルーアンのテイスティングコメント

「シャブリの真髄!シャブリのテロワールを一番雄弁に語ってくれるワインかもしれません。色調はグリーンがかった黄金色で、リラやハチミツ、レモンの砂糖漬けが香ります。味わいは深く、驚くほど厚みがあり、海の香りもかすかに含んでいます。アフターは強く、余韻が長く残ります。5~6年すると複雑さと繊細さを増す、類を見ないフィネスがあります。」

ヴィンテージ

非常にピュアで、心地のよいフローラルなスタイルのワイン。村名シャブリにはほとんどヨードを思わせるミネラリーな特徴がよく出ています。

サービス

温度:14°C
飲み頃:5~15年