2008年 グレート・ヴィンテージが続く

概要
 どちらかといえば乾燥して穏やかな秋と冬が終わると、2007年のように涼しくて湿度の高い春が訪れました。
 ブルゴーニュでは9月半ばから素晴らしいコンディションに恵まれ、収穫も素晴らしいコンディションのもとで行われました。全般的に収量は少なくて区画によって5~30%減になりましたが、品質は高く、特にはシャブリでは傑出した出来となりました。

シャブリ
 素晴らしい収穫を迎えました。9月25日から10月4日まで、少ない人数で早いタイミングで収穫しましたが、収量は少なく、早熟で、ぶどうの衛生状態と酸味・糖度は素晴らしいものになりました。難しい一年でしたが、オーガニック栽培が成功することを証明した年でもあります。2008年はこの25年でもっとも素晴らしいヴィンテージのひとつだと自信を持って断言できます。
 シャブリの村名からグラン・クリュまで全てのワインに、凝縮感、厚み、ミネラル感、強いアロマ、はつらつとした酸味がアペラシオンの格に応じて現れています。
 アロマのポテンシャルが高く、2008年のシャブリは数年間寝かせておくのもいいかもしれません。
 たとえまだ若いうちからワインが非常に力強く魅惑的だとしても、シャブリなら4~5年、プルミエ・クリュで7~8年瓶熟させることをお奨めします。グラン・クリュは2011年から飲み始めてその後12年の瓶熟も可能です。

コート・ドール
 どの畑も多少なりとも天候不順な8月を過ごしましたが、9月の頭に天候が変わってぶどうの成熟を促し、ぶどうの量も減りました。収穫は9月22日に始まり10月6日に完了しました。これは平年並みの日程です。

白ワイン
 マロラクティック発酵は遅く始まり、数ヶ月にわたって続きました。
 ゆっくりと発酵が進んだため、複雑なアロマと厚みが増し、酸味は穏やかになりました。ワインの品質はコート・ドール全域で均質になっています。ワインには密度とミネラル感、清涼感があります。

赤ワイン
 コート・ド・ニュイもコート・ド・ボーヌも自社畑の収量は少量でした。2007年に対して、15~30%減となっています。そもそも収量が少なかった上に、収穫果の選別でさらに量は減りました。色調は07年より強く、透明感があって濁りがなく、美しいルビー色をしています。ワインはボリューム感に優れ、口当たりは素直でふっくらと豊満、タンニンも上品です。コート・ド・ボーヌよりコート・ド・ニュイのほうがポテンシャルは高くなりそうです。

マコネ
 サン・ヴェランでは雷雨と雹のために特に収量が少なくなりました。マコネのワインはフローラルな非常に優れたワインに仕上がっています。