2004年 ピュアで輪郭のはっきりしたヴィンテージ

概要
「9月がワインを造る」――ワイン生産者にはこんな古い言い伝えがあります。実際のところ、04年のブルゴーニュはあらゆる天候に見舞われました。特に素晴らしかった春、局地的な雹や曇りがちな空、比較的涼しい8月など天候不順といえる夏、そして好天に恵まれた9月は太陽がまぶしいほどでした。暑く乾いた風を伴う夏のような陽気は、ぶどうの成熟を促進し、ぶどう畑も病虫害から充分に護ってくれました。

収穫は結果的にかなり早く始まりました。マコネとコート・シャロネーズで9月13日、コート・ドールで9月20日、そしてシャブリは9月29日に開始しました。収穫の状況は畑によって様々だったため、ぶどうの選別が必要となるヴィンテージでした。ほかの熱心な生産者同様、ドメーヌ・ジョゼフ・ドルーアンでも収穫したぶどうの一部を取り除きました。発酵はかなりゆっくりと進みました。

03年とは対照的に04年は豊作で、最近10年の平均より10%多い収穫となりました(03年よりは30~40%減でした!)。

シャブリ
非常にピュアで、ワインはミネラルと酸味のバランスが取れています。グラン・クリュは特によく熟成しています。

白ワイン
非常にピュアで、風格がありエレガント。味わいはふっくらと豊満で輪郭がはっきりとし、フローラルなのが特徴です。甘さと酸味のバランスが取れているために、清涼感に優れ、果実味と個性が際立っています。05年よりもテロワールの特徴がくっきりと現れており、またきれいに熟成しています。今が飲み頃です。

赤ワイン
ピノ・ノワールらしい色調。酸味の強い赤い小果実を思わせるブーケがあります。味わいはエレガントで気品があり、上品なタンニンのストラクチャーがあります。ピノ・ノワールとブルゴーニュのテロワールの長所があますところなく表現された、楽しく飲めるワインになりました。今飲んでも美味しくいただけます。特に飲み頃は02年より早くなるのは間違いないでしょう。一方、グラン・クリュはまだやや閉じています。